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上野動物園講演会 「海外ジャイアントパンダ飼育事情──台湾編」 [上野パンダ]
今日は上野動物園主催の台湾のパンダ飼育についての講演会を聞きに行ってきました。
貴重なお話ばかりでした。
文章ばかりになりますが、聞いてきたことを忘れないうちにまとめてみます。
聞いてきたことすべて…ではありませんが、行けなかった方に少しでもお伝えできたらと思います。
台北市立動物園でパンダを飼育するにあたり、中国のセンターやアメリカの動物園に行き、様々なことを学んだり、実際に飼育員も派遣して技術も学んでくるなどの準備もしたそうです。
台北市立動物園では世界の様々な動物園から技術を学ぶ、姿勢で臨んでいるようです。
(アドベンや王子動物園も訪問されているそうです)
ここで学んだ技術はパンダにとどまらず、サイやマレーバク、タイワンツキノワグマなど他の動物にも生かされているそうです。
台湾動物園の運動場は動物が暮らしやすいように設計されており、屋外の運動場はワシントンに次いで二番目の大きさだそうです。
1週間分の竹を保管できる倉庫があり、各地から様々な竹を手配しているそうです。
(運んでいるのはあのクロネコ印のヤマトだそうです)
今年生まれた赤ちゃんの話…ですが、
赤ちゃんは生まれて約6時間後に怪我が見つかり、人工保育に踏み切ったそうです。
でも、目が開き始める45日くらいまでには親に戻したいと、様々な試みが行われていたそうです。
お母さんには、感覚を失わないよう赤ちゃんのにおいをつけたぬいぐるみを与えていたそうです。
赤ちゃんをお母さんに戻す判断として、またお母さんの扱いによって怪我をさせないかという心配があり、それを試すためぬいぐるみの中に卵の殻を入れて渡したところ、24時間たっても殻が割れることがなかったため、母親に戻していいだろうと判断したそうです。
最初に、赤ちゃんと檻ごしにご対面、そして実際に一緒にし、少しずつ一緒にしていく時間を延ばしていったそうです。
最初に一緒にしたときは、円円が赤ちゃんの頭をくわえたため、職員さんははらはらして見ていたそうですが、ちゃんと抱きかかえてホッとしたようです。ただ、このとき円円は今までのぬいぐるみと違い、動きのある実際の赤ちゃんに戸惑いもあったようで、この後、円円も赤ちゃんも、職員さんも疲れてしまった…そうです。
講演会ではいくつか動画を見せていただきました。
YouTubeにあると聞いて探してみたのですが、たくさんありすぎて…。
おそらく、これは講演会で見たものだと思います。
http://www.youtube.com/watch?v=veQK9X_IIrE
ぬいぐるみをあやす円円の様子が出ています。
台北動物園の動画は他にもたくさんあり、ここにまとめられています。
http://www.youtube.com/user/TaipeiZoo/videos
台湾でのパンダの人気について…
中国との関係もあり、パンダが来ることについては政治的背景で反対している人も多く色々苦労されたようです。
またなぜパンダ、台湾固有の動物たちは…ということもあり、パンダについて何か行うときは併せてタイワンツキノワグマなど他の動物のことも考えられるように工夫されているようです。
パンダ観覧が番号札制になっていて、観覧できる人数が限られている(19200人とおしゃってました)話を聞いたことがある方もいらっしゃると思います。
これは以前コアラがやって来た時など、新しいもの見たさに非常にたくさんの人が来てしまい園内が混乱したことから、パンダの時は何とかしないと…と取りいれたものだそうです。
テレビや高速道路の表示などで、事前に状況がわかるようにもしているそうです。
すごい人気で一気に来場者が100万人、200万人と増えて行ったそうです。
また来台にあたりパンダグッズも色々作られたようですが、間違ったものばかり…
見本を見ましたが、確かに…。
そこで台北動物園保育教育基金会で正しい姿のものを制作したそうです。
(このあとコピーされてしまい、しかも半額で売られてしまったというエピソードが…)
今回赤ちゃんが生まれたことで、そのかわいらしさで動物園に対し、協賛や共同で何かをしたいと申し出た企業が一気に増えたそうです。
個人的になるほど…と思ったことですが、中国のセンター以外の場所で飼育をすることについて、たとえば病気、自然災害等でパンダに被害が出てしまった場合、他の場所で飼育をしていることで種を絶やすことを防げるのだな…との考え、なるほどと思いました。
他の国の飼育事情、参考になりました。
ぜひまた違う国も聞いてみたいです。
(個人的には香港の話を聞いてみたいものですが…。)
最後に参考に
台北市立動物園(中国語)
http://www.zoo.taipei.gov.tw/
パンダのニュースのページ(中国語)
http://newweb.zoo.gov.tw/panda/news.html
すべてを覚えているわけではないので、抜けている部分、間違っている部分もあると思います。
何かありましたら後日修正します。
(おまけ)
今日のランチ

上野駅前3153の1階のフードコートのピザ屋で注文しました。
こんな可愛い店員さんも!

たまにいるみたいです。
講演会からの帰り道、鴬谷の駅に行く途中で見つけたパンダのフェンスです。

貴重なお話ばかりでした。
文章ばかりになりますが、聞いてきたことを忘れないうちにまとめてみます。
聞いてきたことすべて…ではありませんが、行けなかった方に少しでもお伝えできたらと思います。
台北市立動物園でパンダを飼育するにあたり、中国のセンターやアメリカの動物園に行き、様々なことを学んだり、実際に飼育員も派遣して技術も学んでくるなどの準備もしたそうです。
台北市立動物園では世界の様々な動物園から技術を学ぶ、姿勢で臨んでいるようです。
(アドベンや王子動物園も訪問されているそうです)
ここで学んだ技術はパンダにとどまらず、サイやマレーバク、タイワンツキノワグマなど他の動物にも生かされているそうです。
台湾動物園の運動場は動物が暮らしやすいように設計されており、屋外の運動場はワシントンに次いで二番目の大きさだそうです。
1週間分の竹を保管できる倉庫があり、各地から様々な竹を手配しているそうです。
(運んでいるのはあのクロネコ印のヤマトだそうです)
今年生まれた赤ちゃんの話…ですが、
赤ちゃんは生まれて約6時間後に怪我が見つかり、人工保育に踏み切ったそうです。
でも、目が開き始める45日くらいまでには親に戻したいと、様々な試みが行われていたそうです。
お母さんには、感覚を失わないよう赤ちゃんのにおいをつけたぬいぐるみを与えていたそうです。
赤ちゃんをお母さんに戻す判断として、またお母さんの扱いによって怪我をさせないかという心配があり、それを試すためぬいぐるみの中に卵の殻を入れて渡したところ、24時間たっても殻が割れることがなかったため、母親に戻していいだろうと判断したそうです。
最初に、赤ちゃんと檻ごしにご対面、そして実際に一緒にし、少しずつ一緒にしていく時間を延ばしていったそうです。
最初に一緒にしたときは、円円が赤ちゃんの頭をくわえたため、職員さんははらはらして見ていたそうですが、ちゃんと抱きかかえてホッとしたようです。ただ、このとき円円は今までのぬいぐるみと違い、動きのある実際の赤ちゃんに戸惑いもあったようで、この後、円円も赤ちゃんも、職員さんも疲れてしまった…そうです。
講演会ではいくつか動画を見せていただきました。
YouTubeにあると聞いて探してみたのですが、たくさんありすぎて…。
おそらく、これは講演会で見たものだと思います。
http://www.youtube.com/watch?v=veQK9X_IIrE
ぬいぐるみをあやす円円の様子が出ています。
台北動物園の動画は他にもたくさんあり、ここにまとめられています。
http://www.youtube.com/user/TaipeiZoo/videos
台湾でのパンダの人気について…
中国との関係もあり、パンダが来ることについては政治的背景で反対している人も多く色々苦労されたようです。
またなぜパンダ、台湾固有の動物たちは…ということもあり、パンダについて何か行うときは併せてタイワンツキノワグマなど他の動物のことも考えられるように工夫されているようです。
パンダ観覧が番号札制になっていて、観覧できる人数が限られている(19200人とおしゃってました)話を聞いたことがある方もいらっしゃると思います。
これは以前コアラがやって来た時など、新しいもの見たさに非常にたくさんの人が来てしまい園内が混乱したことから、パンダの時は何とかしないと…と取りいれたものだそうです。
テレビや高速道路の表示などで、事前に状況がわかるようにもしているそうです。
すごい人気で一気に来場者が100万人、200万人と増えて行ったそうです。
また来台にあたりパンダグッズも色々作られたようですが、間違ったものばかり…
見本を見ましたが、確かに…。
そこで台北動物園保育教育基金会で正しい姿のものを制作したそうです。
(このあとコピーされてしまい、しかも半額で売られてしまったというエピソードが…)
今回赤ちゃんが生まれたことで、そのかわいらしさで動物園に対し、協賛や共同で何かをしたいと申し出た企業が一気に増えたそうです。
個人的になるほど…と思ったことですが、中国のセンター以外の場所で飼育をすることについて、たとえば病気、自然災害等でパンダに被害が出てしまった場合、他の場所で飼育をしていることで種を絶やすことを防げるのだな…との考え、なるほどと思いました。
他の国の飼育事情、参考になりました。
ぜひまた違う国も聞いてみたいです。
(個人的には香港の話を聞いてみたいものですが…。)
最後に参考に
台北市立動物園(中国語)
http://www.zoo.taipei.gov.tw/
パンダのニュースのページ(中国語)
http://newweb.zoo.gov.tw/panda/news.html
すべてを覚えているわけではないので、抜けている部分、間違っている部分もあると思います。
何かありましたら後日修正します。
(おまけ)
今日のランチ

上野駅前3153の1階のフードコートのピザ屋で注文しました。
こんな可愛い店員さんも!

たまにいるみたいです。
講演会からの帰り道、鴬谷の駅に行く途中で見つけたパンダのフェンスです。
